「北播磨総合医療センター」は、神戸大学からの提案を受け、旧三木市民病院と旧小野市民病院という自治体病院を再編統合させ、高度医療を担う地域の中核病院として、平成25年10月に誕生しました。
「患者と医療人を魅きつけるマグネットホスピタル」を理念に、超高齢社会が加速していく中、20年、30年先を見据え、大学と行政との連携による全国でも例を見ない公立病院の再編、ネットワーク化の先駆けとなった病院であります。
公立病院の再編、ネットワーク化の目指すところは、周囲の病院や開業医との役割分担を明確にし、連携を行い、地域全体でチームワークのある医療体制を構築することであります。単に大きな病院ができたというだけでは地域医療を維持するのは困難であり、医師の持つ使命感や研究者としてのニーズにも応えていく病院でなければなりません。
また、医療スタッフの宿泊施設や院内保育所の併設など、医師や看護師らが働きやすい環境づくりを進めることも重要であります。今年度は、患者総合サポートセンターの新設、電子カルテシステムの更新、手術支援ロボットダヴィンチの更新、3台目となるMRI設置とそれに伴うMRI棟増築、不足する駐車場の拡張整備など、医療機能の充実に取り組んでまいります。
内科系18、外科系16の計34診療科からなる「北播磨総合医療センター」は、外来患者1日1,000人を超え、入院患者1日平均約400人と大変多くの患者様にご利用いただいております。地域医療を守るため、地域の皆様とともに築き、理想の医療を提供し続けてまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
北播磨総合医療センター企業団 企業長