平成25年10月の開院から7年半が経過し、8回目の春を迎えました。病院南側の桜並木はつぼみが咲き頃を迎えています。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い令和3年1月に発令された緊急事態宣言は、兵庫県においては2月末で解除をされましたが、院内感染防止徹底のため当院では引き続き、面会禁止および外来受診の問診・検温の実施をしております。皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大に尽力している医療従事者のためにと、多数の方より応援メッセージや寄付等をいただきました。皆様からの温かいお心遣いに感謝を申しあげます。
先月には新型コロナウイルス感染拡大防止の切り札と期待されるワクチン接種が医療従事者等の先行接種から始まり、4月以降は高齢者への接種も順次実施される予定です。各自治体による予防接種に当医療センターも積極的に協力し、より早くより多くの方々への接種が進むことにより1日も早い新型コロウイルス感染拡大の収束を願うところです。
さて、本年度は、院内の組織体制では当医療センターのがん診療に関係する診療科と各部署間の連携を強化し、組織横断的にがん診療のさらなる充実を図るため、「がん総合診療センター」を新たに設置します。
また、専攻医も含めた研修医の教育及び研修プログラムの管理を行う「臨床研修センター」を部組織へ格上げし、教育・研修体制の充実により、高い技術と誇りを持った医療人の育成を目指します。
さらに、職員、患者さん及びご家族の利便性の向上を目指し、不足する駐車場の拡張整備を行うほか、令和4年3月稼働予定の3台目となるMRIを設置し、診療機能の充実を図るなどの投資を計画的に実施してまいります。
当医療センターの医療機能をますます充実させ、地域住民の皆様が安心して治療や看護を受けられる医療基盤を確立するとともに、病院スタッフが働きやすい環境を整え、医療人が喜びを持って働ける病院とすることにより、当センターの理念である“患者と医療人を魅きつけるマグネットホスピタル”を更に進化させて参りますので、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。