所属紹介

各所属のご紹介です。

救急・放射線室

 当院は二次救急対応救急告示病院となっており、地域の基幹病院として24時間体制で、内科、外科系および神経系の診療を行っています。救急室と放射線室スタッフが協働し、専門的な治療を全スタッフが担当します。そのため、平日日中だけでなく、夜間・休日も脳卒中や急性心筋梗塞など緊急性の高い治療に呼び出し制ではなく、勤務者が担当し迅速に対応しています。また、日本救急看護学会が認定しているトリアージナースを中心に、緊急度判定が適切に実施できるよう研修会の開催や、ICLSやAHABLS、ACLS、ITLSなどのコースに積極的に参加しています。
 放射線室で行っている検査・治療には苦痛や不安・緊張が伴います。内視鏡技師やINE看護師を中心に専門的知識や技術の向上に努め、安全で安心して検査・治療を受けていただけるよう看護を提供しています。
 放射線治療では、専属看護師を配置し、放射線治療を受けられる患者さんの副作用症状の予防や緩和、セルフケア支援を行い、より専門性の高い看護実践を行い、安全で安楽な治療環境が提供できるよう取り組んでいます。
 また、今年度より、救急室に救急救命士を配置し、救急患者さんの受入・診療を円滑に行うために医療チームの一員として活躍しています。  

1階外来

 1階外来は16診療科があり、1日約700名の患者さんが受診されています。
 地域の中核病院で、急性期医療を担っており、専門性の高い治療が行われています。治療が安全に安心して受けられるように、看護師は専門的な知識、技術の習得に日々奮闘しています。

 私たち外来看護師には生活の場と治療の場を繋ぐ大切な役割があると考えています。
 受診された患者さんの思いや気持ちを汲み取り、生活背景を伺い、多職種と連携し、治療に必要な療養が継続できるように支援したいと思っています。
 
 当院を受診してよかった、相談してよかったと感じていただけるようなケアを目指しておりますので遠慮なく声をかけてください。
 
 

2階外来

 2F外来は、外来化学療法センター、口腔機能管理センター、産婦人科、皮膚科、形成外科、眼科、泌尿器科、緩和ケア内科の8診療科と中央処置室からなります。
 外来化学療法センターには、がん化学療法看護認定看護師を配置し、安全に確実に抗癌剤の投与管理を行い、看護の質向上に努めています。また患者さんが、安全に安心して診療・検査・治療が受けられるように、他職種と協働し、専門性を発揮してその人に寄り添った看護が提供できるよう日々取り組んでいます。フットケア外来・助産師外来・排尿ケア外来等の看護外来も開いており、患者さんのセルフケア能力を高め、継続して住み慣れた地域で日常生活が送れるようサポートしています。

手術・滅菌材料室

 手術室は大小9室とアンギオ室1室があり、全身麻酔、局所麻酔あわせて年間5,000件、月400件以上の手術を行っています。また、地域の基幹病院とし24時間体制でハイリスク症例や緊急手術などの受入れを行っています。その中で「0ゼロの看護=手術・麻酔侵襲以外何もトラブルを起こさない」を目標に手術チームの一員として医師や他職種と連携を図り看護を提供しています。
 常に患者さん中心の看護であることを意識し、「感染・安全・倫理」の視点で術前、術中、術後それぞれに必要な看護が提供できるように努めています。
 滅菌材料室では委託業者と連携を図り、患者さんに安全な器材を提供するために、滅菌の質保証に力を入れています。

血液浄化センター

 入院患者さんの血液透析やLDL吸着療法、腹水濾過濃縮再静注法、白血球除去療法、 血漿交換療法など多岐にわたる血液浄化療法を行っています。
 4時間前後の治療の間、機器の管理や患者さんの観察を行っています。長時間の治療となるため、患者さんの身体的苦痛や不安などを理解し、安全で安楽に血液浄化療法が受けられるように、医師、臨床工学技士と共にチーム医療を実践しています。
 また、血液透析等を受けられる患者さんの生活について、患者さんの不安や疑問が解決できるよう一緒に考え支援しています。



ICU(集中治療室)

 全身管理が必要な重篤な患者さんのケアを24時間体制で行っています。
 患者さんの症状や生体情報モニターの数値からアセスメントを行うことで重篤化を回避し、治療効果が最大限発揮できるよう多職種と協働しながら看護を実践しています。
 また、症状や治療、環境などによる様々な苦痛が緩和するよう介入を行っています。特に、患者さんの痛み・不眠・不安に対し、患者さんの声や思いに耳を傾け、安心して過ごせる環境作りに取り組んでいます。

HCU

 HCU(High Care Unit)は、集中治療室と一般病棟との中間に位置する病棟です。多種多様な科の患者さんが入院されるため専門的で幅広い総合的な知識や技術が必要とされています。
 重症病棟ですが、回復後はもとの生活にスムーズに戻ることができるように早期から関わる必要があります。そのため、多職種とのコミュ二ケーションを深め、カンファレンスを行い、患者さんにとって最善の治療や看護実践が行えるように日々取り組んでいます。
 また、看護職としての感性を養いながら、患者さんに寄り添い、安全と安心の治療や看護ケアが提供できるようにがんばっています。

緩和ケア病棟

 がんによる身体や気持ちのつらさが和らぎ、その人らしい生活が送れるよう寄り 添い安らぎを得られるケアを実践しています。大切な時間を一緒に過ごさせていただけることに感謝し、「ここに入院してよかった」と安心し満足できるケアを目指し、スタッフ一同スキルアップを重ねています。
 「大切なあなたが生きることを支えたい」をモットーに緩和ケア病棟にはその頭文字を取った「太陽の庭」「彩りの庭」「サライの庭」があり、季節の彩りを添えています。スタッフ一人ひとりの心にも花を咲かせ、感性豊かな看護ができるように取り組んでいます。

4階西病棟

 4階西病棟は小児科、泌尿器科、眼科、歯科口腔外科、糖尿病内科、形成外科の患者さんが主に入院されています。
 小児は子どもの気持ちを尊重した看護を大切にし、今後の成長発達によい影響を与えることができるような看護を目指しています。
 成人は患者さんを一人の生活者として捉え、いのち・暮らし・尊厳をまもり支え、入院中だけでなく安心してもとの生活に戻って頂けるよう地域と連携をとり、つなぐ看護実践に取り組んでいきたいと考えています。
 私たちは、患者さんが落ち着いた気持ちで療養でき、幅広い年齢や発達段階に応じた看護を実践する中で、患者さんの思いを大切に看護ができるよう日々取り組んでいます。

4階東病棟

 4階東病棟は女性専用の混合病棟です。産婦人科、乳腺外科、血液・腫瘍内科、糖尿病・内分泌内科、形成外科、泌尿器科、歯科口腔外科、眼科などの患者さんが入院されます。
 産科では、妊娠、出産という人生の貴重な体験をすばらしいものにするため、女性が本来持っている「生み育てる力」を大切にし、その力を最大限に引き出せるよう、外来通院の時点から病棟助産師がサポートを行っています。分娩時は安全、安心を心がけ、きめ細やかな看護を提供しています。退院後も電話訪問や育児指導、地域連携を積極的に行っています。
 周術期からリハビリ期、化学療法、ターミナル期など女性の一生を支える病棟であり多様化するニーズに対応できる助産師、看護師が求められます。そのため、お互いを理解し相互支援できる環境創りに取り組むとともに、一人ひとりを大切に支援しています。
「患者中心の看護」を合言葉に倫理観をもって看護を実践できるよう、日々“笑顔と思いやり”を心掛け、頑張っています。

5階東病棟

 5階東病棟は、呼吸器内科、消化器外科、整形外科、 耳鼻咽喉・頭頚部外科の患者さんが入院される混合病棟です。 主に、手術、化学療法、放射線治療、慢性呼吸器疾患の 急性憎悪などの様々な治療が行われています。
 入院時から、医師・薬剤師・療法士・患者サポートセンターと 連携を図り、患者さんやご家族の思い描く退院後の生活に少しでも近づけるように支援を行っています。
 また、安心して退院していただけるよう、患者さんの状況に合わせた指導を行い、多職種と協働し、 患者さん・ご家族に寄り添う看護を提供しています。
 安心して治療を受けていただけるように、看護職としての責任を持ち、根拠のある看護実践ができるよう取り組んでいます。

6階西病棟

 6階西病棟は、消化器内科、腎臓内科、リウマチ・膠原病内科、血液・腫瘍内科の患者さんが入院されます。
 消化器内科では内視鏡治療や検査が多く、血液・腫瘍内科については病態や治療上、抗癌剤の安全な投薬管理や症状マネジメント、治療による免疫力の低下や感染防止など専門性のある幅広い看護を提供しています。
 また、生活習慣に於いて自己管理を必要とする腎臓病、関節リウマチなどの慢性疾患患者さんの学習入院場面では、個々に応じた指導が行えるように、治療の方向性や指導内容を多職種で連携をとりながら、退院後の生活に繋げる努力をしています。
 急性期からターミナル期までの幅広い看護展開を実践する中で「患者さんの思いを大切にできる看護師」を全員で目指していきます。

6階東病棟

 6階東病棟は、循環器内科、心臓血管外科、呼吸器外科を中心とした病棟です。心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、 大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症などの血管疾患、不整脈、肺疾患の患者さんが多く入院されています。
 看護師は、検査や術前術後の看護、患者さんの苦痛の緩和に向け援助をしています。患者さんが退院された後も、ご自身で体調をコントロールできるよう、ご家族も含めてお一人お一人に応じた指導を行っています。
 より良い看護、医療が提供できるよう看護チームカンファレンス、医師、理学療法士、薬剤師等と共に多職種カンファレンスを行っています。

SCU(脳卒中ケアユニット)

 SCU(Stroke Care Unit)は脳卒中の急性期患者さんに最適な治療・看護・リハビリテーションを提供することを目的とした「脳卒中専門の集中治療室」です。発症直後より異常の早期発見を行いながら、患者さんの症状に合わせた日常生活動作獲得のためのリハビリテーションを行い、早期に社会復帰できるように多職種と連携しています。患者さんの思いを大切にし、安全で安心な治療や看護ケアの提供を目指し取り組んでいます。

7階西病棟

 7階西病棟では、主に脳血管障害による意識障害や運動障害、失語などがあり、継続した支援が必要となる患者さんや、終末期のがん性疼痛や精神的苦痛により痛みの緩和や精神的サポートが必要となる患者さんが入院されています。
 患者さんやご家族が手術療法、放射線療法、化学療法などの治療やリハビリテーションに向き合っていけるように多職種と協働し、患者さんやご家族の思いを尊重した看護を提供しています。患者さんやご家族が「今後の生活をどのように過ごしていきたいか」という思いを尊重し、症状に応じた日常生活動作の獲得に向けて支援をしています。また、緩和ケアが必要となる患者さんやご家族がその人らしい生活を送っていただけるように寄り添い安楽に過ごせるように支援をしています。
 入院生活を安心して過ごしていただけるよう、自己研鑽を忘れず、思いに寄り添った看護が提供できるように取り組んでいます。

看護キャリア開発支援室

 看護キャリア開発支援室には、教育担当の看護師と 専門看護師・認定看護師・事務職員が在籍しています。
 私たちは、看護部職員が互いに学び共に育つこと(共育) を大切に、看護部の教育の支援や看護学実習の調整、臨床現場 での看護実践をしています。
 また、看護部職員のキャリアアップに向けて、相談しやすく 学び合える環境作りを心がけています。
 気持ちにゆとりを持ち、仕事のやりがいや楽しさがあふれる 職場になるよう所属メンバーでの対話も大切にしています。