平成25年10月の開院から9年半が経過し、10回目の春を迎えました。平素は、北播磨総合医療センターの運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症に関して、国は5月8日からインフルエンザと同じ「5類」への変更を決定しました。それに先立ち、3月13日からは、マスク着用を個人の判断に委ねられるなど、社会生活における制限は少なくなってきています。当医療センターにおいても、3月22日より面会制限の一部緩和を行っておりますが、入館時のマスク着用や正面出入口における検温など、院内感染防止対策については引き続き実施しております。皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
さて、当医療センターは、開院以来、北播磨圏域の基幹病院としての役割を果たしてまいりました。しかしながら、業務過重となっている看護師等のスタッフの負担を軽減するため、令和5年3月から当面の間、2病棟の閉鎖を行っております。利用者の皆様にできる限りご迷惑をおかけしないよう、また、地域医療に影響を及ぼさないよう、近隣病院と連携・調整を進めるとともに、看護師確保に努め、早い時期の再開を目指してまいります。
一方で、この4月には、国から「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。これまでも兵庫県から「がん診療連携拠点病院」の指定を受け、がん総合診療センターを中心に、拠点病院として重要な役割を担ってまいりましたが、これまで以上に質の高い診療体制の充実に取り組んでまいります。
地域の皆様が安心して治療や看護を受けられる医療基盤を確立するとともに、病院スタッフが働きやすい環境を整え、当医療センターの基本理念である「患者と医療人をひきつけるマグネットホスピタル」の実現に努めてまいりますので、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。