初期研修医の声

初期研修1年目A.N(R2年神戸大学卒業)

 はじめまして。初期研修医1年目のA.Nです。大阪出身で神戸大学医学部を卒業し、2020年4月から北播磨総合医療センターで研修医として働いています。今年も残すところ2週間となりましたが、くじ引きで大晦日の当直を引いてしまい、どきどきしながら働いている今日このごろです。気軽に読んで頂ければと思います。

<研修生活について>
私は、循環器内科・腎臓内科・救急科・脳神経外科・脳神経内科・麻酔科を回り、この1年間でのローテートは残すところ外科・リウマチ・膠原病内科の2科となりました。他の同期も書いているかと思いますが、この病院の先生方は、科を問わず熱心かつ優しくわかりやすく指導してくださります。循環器内科や腎臓内科では日々忙しい先生方が、業務の合間に個別に講義をしてくださりました。脳神経外科を回っている際には、すべての手術で助手として入らせていただき、慢性硬膜下血腫などの手術では先生方の指導・監督の下、穿頭したりと積極的に手術手技を経験させていただきました。麻酔科では最終的には、先生方の監督の下、担当症例の薬の選択や使用量、麻酔導入〜覚醒までの手順を全て自分で決定し、麻酔をかける事ができます。手技に関しても、苦手な手技があると、自分の担当症例以外であっても、手技をしに来ていいよ!と呼んでいただき、実践の機会を沢山頂きました。
また、当院では救急科は1年目・2年目ともに2ヶ月間ローテートするため、当直以外でも多くの救急症例を経験することができます。救急科では本当にいろいろな症例がきます。田舎な立地が影響し、マムシ咬傷など都会ではなかなか経験できない症例もあります。(私は7月までで4件マムシ咬傷の症例を診る機会がありました。笑) 北播磨にはほぼ全ての科がそろっていて、地域の中核病院という立ち位置であることからも、common diseaseだけでなく稀な疾患や治療の難しい症例も経験することができます。どの科であっても専門性が高く、高度な診療技術を持っている先生方のもとで学べるので、毎日常に新しいことを知ることができ、刺激的な毎日を送っています。

<日々の生活について>
北播磨総合医療センターは三木市と小野市の中間に位置しており、車は必需品です。 私は車の運転への苦手意識が強く、最初は駐車もままならないような状態でしたが、ここで暮らしていると車に乗る機会が多く自然と運転にも慣れてきて、今では特に不安を感じることなく運転できるようになりました!田舎とはいえ車があれば特に困ることはありません。
今はコロナ禍でなかなか外出は難しいですが、三木小野ICがすぐそばにあるので遠出するにもアクセスの良い立地だと思います。 宿舎は非常に綺麗で広く、快適です。家を出て15秒で病院に着くのも魅力の1つです。私自身学生の頃見学に来た際に、先輩方に「衣食住は本当に大切!この家は本当にいいよ」と言われましたが、実際住んでみてその通りだと実感しています。

<最後に>
優しく勉強熱心な同期に恵まれ、毎日楽しく刺激的な毎日を送っています。 当院の魅力はたくさんありますが、やはり1度見学に来て実際に雰囲気を感じていただくのが一番だと思います。現状なかなか実際の見学が困難ですが、オンラインでもいいのでぜひ見学してみてください!お待ちしています。
同期と一緒にドクターヘリを待っている時です。
三木小野にも素敵なカフェがたくさんあります!まだまだ開拓するところが多そうです!