初期研修医の声

初期研修1年目M.M(R4年徳島大学卒業)

みなさま、初めまして。徳島大学出身の研修医1年目のM.Mと言います。
神戸大学のたすきがけプログラムで1年目のみ当院で研修を行う予定です。
時が過ぎるのも早いもので働き始めて早一年が経とうとしています。
さて毎度お馴染みですが初期研修医目線での初期研修プログラム、また生活環境についてを少しばかりですが私なりにご紹介させていただこうと思います。関西圏だけでも病院が無数にあるので、病院選びの一助になれば幸いです。

<研修について>
この病院での研修では内科6ヶ月、外科2.5ヶ月、救急4ヶ月(1年目、2年目各2ヶ月ずつ)、産婦・小児・精神・地域各1ヶ月が必修となっています。他の病院の一般的なプログラムと比べて外科、救急が長いのが特徴です。また救急は循環器内科疾患以外は基本、上の先生の指導の下でwalk in 救急車ともにファーストタッチを行います。私は内科6ヶ月(呼吸器内科・血液腫瘍内科、消化器内科、神経内科、循環器内科)、外科2.5ヶ月(消化器外科1.5ヶ月+脳神経外科1ヶ月)、麻酔科1.5ヶ月、救急2ヶ月を1年目で行いました。どの科も自分の科に関して熱意ある先生が多く、積極的に関われば関わるほど仕事の仕方からその疾患の対応方法まで幅広く丁寧に教えてくださいます。また立地が少し田舎であるため、症例の選別などがなく大学病院でしか見れない疾患からcommon diseaseまで幅広く見ることができます。病院選びにあたって、色々な症例を学べるところで研修したいと思っていたので、この点はとっても良かったです。
診療業務だけでなく、抄読会や内科合同カンファレンスという学会の練習会などもありますがこのような指導も上の先生から受けることができます。研修医室がないのがこの病院の特徴でもありますが、このような発表に関しては、上の先生が気軽に自分の席に立ち寄ってくださりアドバイスをしてくださるため、振り返るととても有り難かったなと思います。
福利厚生に関しては、休日や時間外の制度がしっかり確立されており、オンオフしっかり働こうと思えば働けますし、逆に病院が近いためしっかり診療に携わっていく働き方もできます。

<生活環境について>
住居については病院の敷地内に13畳ほどの単身寮がありそこに住むことになっています。前病院長が若手にたくさん来ていただけるようにとこだわった寮らしく浴室乾燥機完備でIHコンロ2つ付きなど設備も豪華です。個人的に一番気に入っているところは防音設備が良いというところ。趣味のウクレレを弾いても、同期と寮で集まっても気兼ねなく楽しむことができます。
病院は、兵庫県の小野市というところにあり、少し田舎であることは否めませんが、少し車を運転したところにスーパーやご飯屋があり、ご飯に関しても困ることはありません。隠れた焼き鳥の名店やおしゃれなカフェも多く、意外にも外食を楽しむことができます。 また高速道路の入口も近く、土日祝日などは神戸や大阪に遠出することもできます。私自身も奈良や和歌山へ小旅行に出かけました。
この病院の良さはみなさんも書かれていると思いますが、雰囲気の良さだと思います。ローテートで回っている科の上の先生に参考書を貸していただいたり、ご飯に一緒にいっていただいたり山に登ったり、小野マラソンに出たりなどもそれ所以なのではと思います。
またコメディカルの方もとても優しく、処方など少し間違えていることがあっても優しく教えてくださいますし、熱意があって真面目で良い意味で個人主義な方が多いので、自分スタイルの初期研修を送ることができます。

長々となりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
北播磨に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
2年目は違う病院なので、直接お会いすることはできないかもしれませんがこの記事を読んでいただいた皆様が北播磨に来てくださることを心よりお待ちしています。

M.M先生①
研修医1・2年目と看護師さん、救急の先生で高御位山に。
(※撮影時のみマスク外しています。)

M.M先生②
小野市にあるコーヒー専門カフェのカフェラテ

M.M先生③
ドクターヘリもたまに飛んできます