内科専門研修3年目 A.T(令和3年弘前大学卒)
脳神経内科専攻医として内科専門研修プログラムで研修させていただいているA.Tと申します。私は当院に初期研修医として2年間在籍しておりましたが、その後の内科専門研修プログラムも引き続き北播磨総合医療センターで行うことを選択しました。
内科専攻医1年目は、北播磨総合医療センターで行い、専攻とする脳神経内科だけではなく呼吸器内科や糖尿病・内分泌内科でも1ヶ月ずつ研修させていただきました。初期研修医中のローテートとは異なり、主治医として診療を任せていただいたため不安も少なからずありましたが、各科の専門医の先生方が日々の診療を通して熱心に指導してくださり、疑問点があればその都度丁寧に解説していただいたため、安心して診療に従事することができました。また、当院は地域の中核病院であるため、症例数が豊富でcommon diseaseから専門性の高い疾患まで幅広く経験できたため、様々な診療科をローテートすることで内科医としてのスキルアップも図ることができました。
専攻医2年目は外部病院での研修となり、神戸大学医学部附属病院で1年間研修を行いました。市中病院ではあまり遭遇することのない稀少疾患や未診断の症例を数多く経験することができ、神経学的診察や診断プロセスについて一から学び直すことができたことは自分にとって大きな糧となりました。
現在専攻医3年目となり、北播磨総合医療センターで研修を行っております。神経系当直や外来診療も開始となり、日々診療していく中で悩み、判断に困る場面も多々ありますが、指導医や上級医がいつでも親身になって話を聞いてくださり、的確な助言をくださるため、不安を抱え込むことなく前向きに乗り越えていくことができています。
また当院は専攻医が多く在籍しているため近い世代の医師が多く、忙しい中でもお互いに励まし合ったり、相談したりできることも魅力の一つです。
それぞれの診療科の経験豊富な先生方のご指導のもと、恵まれた環境で内科専門研修を行うことができていると日々感じております。内科を志望されている先生方が内科専門研修プログラムを選択するにあたり、本文が少しでもご参考になりましたら幸いです。