平成27年度

初期研修1年目 M.N(H27年大分大学卒業)

(平成27年12月25日up)

~北播磨総合医療センター研修9か月を振り返って~

北播磨総合医療センター研修医1年目のM.Nです。
大分大学卒業で地元は神戸市です。2年間当院で研修させて頂くことになっています。
現在脳神経外科にて研修を行っています。水曜日は手術日ですので、手術日の1日の動きを紹介します。

中原正博の写真
[8:00]
神経内科と合同で回診を行います。当院の脳神経外科と神経内科は合同で回診を行っており、協力して患者さんの治療にあたっています。
[9:00]
患者さん手術室入室。この日は脳腫瘍に対する開頭腫瘍摘出術です。顕微鏡を用いて手術を行い、研修医は主に開頭するまでの補助を行います。
[10:00]
救急外来より脳出血の患者さんが搬送されてきたと連絡がありました。緊急手術の方針となり、脳腫瘍の手術から離れて手伝いに行きます。
[16:00]
被殻出血に対して、定位的脳内血腫除去術を開始しました。この手術では穿頭までの手技を指導してもらいました。学生時代にはメスを握ったこともなかったのでとても緊張 しましたが、先生方に指導して頂きながら手術をさせて頂きました。
中原正博の写真
[18:00 ]
血腫除去術は無事終了し、再度脳腫瘍摘出術に戻ります。無事腫瘍は摘出でき、閉頭時には縫合や糸の結紮を指導してもらいました。
[21:00 ]
脳神経外科全員で回診を行います。今日一日患者さんがどう過ごされていたか直接お話を聞きに伺います。

脳神経外科の研修では手術や血管内治療だけでなく、術前・術後の管理や緊急症例の対応等多くのことを学ぶことができます。優しく熱心に指導してくださる先生が多く症例 も豊富で大変勉強になっています。当院の特徴として脳神経外科と神経内科はユニットを組んで患者さんの治療にあたっていることが挙げられ、日々疑問に思ったことを神経 内科の先生に聞くこともできます。神経系に興味のある方にとって大変有意義な研修を送れると思います。
ちなみに土曜日の午前中は回診がありますが、その後はフリーで、オンオフはっきりしているのも外科の特徴かと思います。
忙しいこともありますが、充実した毎日を過ごしています。もし、研修について少しでも気になることがあれば、是非一度見学に来てみてください。