平成28年度

初期研修1年目 Y.T(H28年神戸大学卒業)

(平成28年12月27日up)

~北播磨総合医療センター研修9か月を振り返って~

冬の朝の布団の気持ちよさを振り払って今日も元気に出勤してます。こんにちは。北播磨総合医療センター1年目のY.Tです。
月日が経つのは早いものでもう研修をはじめて約9か月が経ちました。もう研修生活の約3分の1が終わったかと思うと少し寂しい気持ちになります。
私は、今まで循環器内科→リウマチ・膠原病内科、腎臓内科→外科→消化器内科→救急科(現在)で研修をしてきました。当院の魅力はたくさんありますが私が最もすばらしいと思うところは優れた人材が豊富であるということです。どこの科も高い意識をもった先生方、スタッフの皆さんがおり普段は少しのんびり屋の私も情熱を持って職務に取り組んでいます。
今回、私は10、11月に研修させて頂いた消化器内科について紹介したいと思います。消化器内科は常勤医総勢11人と当院の診療科の中でも人員が多い科です。しかし、症例数 が非常に多いため毎日が矢のように過ぎていき充実した研修を送ることが出来ました。消化器内科部長佐貫毅先生は忙しく限られた時間の中でもどれだけ真摯に患者さんと向き合えるかが大事で、そういったことも研修で学んで欲しいとよく話されています。外科系志望の私にとっても生涯の財産となる2か月であったと思います。
では、実際の研修を振り返りたいと思います。
まず朝は7時~7時半に出勤し受け持ちの患者さんの状態を把握します。次に、8時から消化器内科全体のカンファレンスがあります。曜日毎に特色があり月曜日ですとその週の予定入院の患者さんを全員で確認します。他には抄読会、内視鏡画像の判読会などを行います。その後、チーム毎に分かれて回診を行い、その後午前中は、外来、上部消化管内視鏡、EUS、腹部エコーを行います。午後からは、下部消化管内視鏡、ESD、ERCPを行います。非常に専門性が高くまた侵襲性も伴う検査が多いため、研修医は補助に徹することがほとんどです。

髙瀬雄太①の写真
上部消化管内視鏡実習にて。厳しくも明るくご指導頂きました!!
補助といってもめまぐるしく状況が変わるので常に五感を働かせていないとすぐに対応出来ませんし、消化器内科の先生がしっかり講義して下さるので勉強になります(個人的な感想としては消化器内科の先生は優しい人が多いです、もちろん他の科が怖いということではありません笑)。研修医は、金曜午後に佐貫先生との病棟回診もあります。
検査が終わるとチーム回診を行い、曜日毎に全体カンファレンス、消化器合同カンファレンス、勉強会に参加した後、カルテチェックを行い帰宅となります。
仕事が終われば同期とご飯に行ったり寮内で飲み会をして楽しくすごしています。休日は三宮によく出没しています(車で大体40分くらいなので運転が好きな私には少々物足りない距離です)。

正直、北播磨総合医療センターの魅力の全てを文面にまとめることはできません。1回来て良さを伝えさせて下さい。私も5年生の時に友達に誘われて何となく見学に来ましたが、帰る頃にはここで研修しようと心に決めていました!!一応、他の病院も見てみようと思い6つほど見学には行きましたが、気持ちが揺らぐことはありませんでした。
皆様のお越しをお待ちしております。