平成29年度

初期研修1年目 T.S(H29年神戸大学卒業)

(平成29年12月26日up)

~北播磨総合医療センターでの9か月の研修を終えて~

 はじめまして!北播磨総合医療センター初期研修医1年目のT.Sです。ついこないだ研修医のみんなとお花見したと思ったら、気がつけばもう息が白くなる季節となりました。夜になるとフロントガラスが凍っていたことにはびっくりでした(笑)。
北播磨総合医療センターでの研修が始まってはや9か月が経ちます。僕は救急科⇒麻酔科⇒内科総合ユニット⇒外科⇒心臓血管外科⇒消化器内科といった順でローテートしています。1年目から多くの科をローテートできることもここでの研修の魅力の1つです。 今回は現在僕がローテートしている消化器内科について話そうと思います!

佐伯崇史①
 消化器内科は後期研修医を含め、現在11人のチームで活動しています。1日の流れとしては朝カンファレンス⇒病棟回診⇒EGD、AUS、EUS⇒昼食⇒CF⇒ERCP(⇒夕カンファレンス)などとなっています。朝カンファレンスは新規入院患者の割り振りなど業務的内容だけではなく、内視鏡レクチャーや抄読会など講義も豊富で、専門性の高い消化器分野を学ぶ上で非常に有意義な時間を過ごせます。カンファレンス後はオーベンと一緒に受け持ち患者の回診をします。消化器内科はグループによりますが、受け持ち患者はだいたい5~10人程度なので、充分患者と向き合うことができます。回診後は1日検査尽くしです。EGD、EUS、CF、ERCP等様々な検査を毎日行っています。症例もドック患者から重症患者、緊急症例など様々なバリエーションがあり、基本的なことから珍しい所見まで先生方が説明してくれますのでとても勉強になります。検査の時、研修医の業務はほとんど介助ですが、侵襲性が高い検査が多い消化器内科の検査ではやることは絶えません。また、腹部エコーは毎回オーベンの指導の元、実際に検査を行うことができます。EGDに関しては、練習キットで練習する機会もあります。


佐伯崇史②
 消化器内科を語る上で欠かせないのが、ボスの佐貫先生です。顔は中々の強面ですが、いたずら心の絶えない茶目っ気のある先生です(笑)。でも、腕は半端ないです!(ほぼ素人視点からですが…笑)。難渋しているERCPでもボスの手にかかればバシっと決めてくれます。また、ボスはかなり厳しいですが、非常に面倒見がいい先生です。消化器内科ローテート中は内科合同カンファレンス前に予演会があり、そこでスライドや発表内容等細かくチェックしてもらえます。まだまだ駆け出しでスライド作りも下手くそな僕ら研修医にとっては、愛のムチでボコボコにされることはありますが、非常にありがたい機会です。
 消化器内科はボスだけでなく、優しくて面倒見がいい先生がたくさんいます。また、北播磨総合医療センター出身の後期研修医が4人もいて研修医からも人気の科です。


 今回は消化器内科の研修内容をお伝えしましたが、北播磨総合医療センターはどの科も研修医の育成に積極的な先生が多く、優しくときに厳しく指導してもらえます。皆さんぜひ1回だけでも当院に見学に来てください!僕の拙い文章では表現できない北播磨総合医療センターの良さを感じることができます。ありがとうございました。