平成29年度

初期研修1年目 R.M(H29年香川大学卒業)

(平成30年2月7日up)

~北播磨総合医療センターでの10か月の研修を振り返って~

 はじめまして。北播磨総合医療センター研修医1年目のR.Mと申します。香川大学出身で、神戸大学附属病院のたすきがけコースに所属しています。つい先日働き始めたと思ったら、もう気付けば1月が終わろうとしており、北播磨での研修も残り2ヶ月というところまであっという間に来てしまいました。ここまでの約10カ月の研修を終えて、当院での研修について簡単ではありますがご紹介していけたらと思います。


ローテート科、研修生活について

今年度の同期は13人。
刺激しあいながら楽しく研修しています。

 僕は今まで内科、循環器内科、消化器内科、救急科、リウマチ・膠原病内科、外科を回り、現在は麻酔科で研修させていただいています。当院の麻酔科の研修では、指導医の先生について各科の手術に入り麻酔の導入から覚醒までの流れを学習・実践し、マスク換気、ライン確保や気管挿管、中心静脈穿刺等様々な手技も実際に経験させていただき、楽しく麻酔を学べています。

 そしてどの科を回っても共通しているのが、先生方が本当に優しくかつ真剣に指導してくださる、というところです。そしてほぼすべての科で様々な手技(身体診察の方法やエコー、穿刺等)を実際に経験させていただけることが多く、非常に勉強になります。

 また、僕が研修生活を送る上で良かったなと思うことの一つに、「同期が多い」ということがあります。人数が多くて単純に楽しい、当直の交代の相談がしやすい、といったことだけでなく、それぞれが各科に散らばっていることで気軽に専門分野についてのコンサルトができますし、お互いに刺激を与えあって切磋琢磨できる環境にあると思います。初期研修において同期の存在は非常に重要です。


北播磨の良いところ、悪いところ

望月亮佐②
病院の創立は2013年。
綺麗な建物で気持ちよく働くことができます。

 現在主に研修医を志すみなさんが病院を選ぶ上でこの記事を見てくださっているものと思います。「どうせ病院の宣伝なんやからええことしか書かんやろ」とお思いの方もいることでしょう。ですのであえてこの病院の弱点を言うとすると、少しばかり神戸市から離れている「立地」、これしかないと思っています。しかし田舎であるとはいえ生活に困るといったことはなく、(車は必要ですが)買い物も近場で済ませられますし、美味しいご飯屋さんもびっくりするぐらいにあります。住めば都です。他に当院の研修で悪いところを挙げようと一生懸命考えましたが、冗談じゃなく立地くらいしか思いつきませんでした。研修医としてはもちろん、各職種の職員全員にとって働きやすい環境が整っているように思います。その分各人のストレスも少なく、良好な協力関係を築けています。


最後に

 研修先を選ぶうえで、様々な条件をみなさん考慮されるかと思いますが、結局大事なのは実際に病院見学に来て、「この病院ええ感じやな、働きやすそう」と思えるかが大きい要素だと思います。当院には僕の稚拙な文章では伝えきれないほどの魅力があり、選んで後悔しないような研修生活ができることは間違いないと思います。興味のある方は是非見学に来て、実際に肌で感じてみてください。