平成30年度

初期研修1年目T.S(H30年高知大学卒業)

 こんにちは。初期研修医1年目のT.Sと申します。自分のマッチング前には先輩方の「初期研修医の声」を穴が空くほど見て参考にさせていただきましたが、この内容が読んでいる方にとって研修病院選択の一助となれば幸いです。
 高知県生まれ高知県育ち高知大学卒であり、兵庫県どころか本州初上陸の私ですが、素晴らしい職場環境と素晴らしい先輩・同期に囲まれてとても充実した毎日を過ごしております。高知県出身という理由だけであだ名が「カツオ」になりかけ、それを阻止するために必死だった4月から早半年が経ちました。今感じることをそのままお伝えできたらと思います。

①ローテート科について
 当院では、初期研修医1年目は内科を6ヶ月(1.5ヶ月×4科)、外科or心臓血管外科を1.5ヶ月、外科系選択を1ヶ月、麻酔科or小児科を1.5ヶ月、救急科を2ヶ月ローテートします。(平成30年度現在) 私は4月から外科→消化器内科→リウマチ・膠原病内科→救急科とローテートしてきました。今回は現在ローテート中の救急科について簡単に紹介させていただきます。
 当院救急科はER型で基本的に疾患を問わず研修医が初期対応を行うことができます。そして上級医の先生に相談し、逐一フィードバックしていただける環境にあります。来院される患者さんの数としては、日や時期にもよると思いますが多すぎず少なすぎずといったところでしょうか。物足りないといった見方をすることもできますが、「ただ目の前の症例をこなす」というよりも「ひとりひとりの患者さんについて考えて行動し復習できる」点は良いことかなと感じます。また、研修医が数人同時にローテートしているので、『あれした方がいいんじゃない?』とか『これやっとくで!』と協力・相談しながらスキルアップを図っております。

 
①研修医の生活
 病院の立地や特徴および宿舎については他に譲りますが、一番伝えたいことは素晴らしい同期に恵まれたことです。働いているともちろんしんどいこともありますが、隣の席の同期と冗談を言い合いながらなんとか乗り切っております。また、多方面の大学から集まっておりますので様々な情報や価値観に触れることができ、毎日がとても新鮮です。
 もうひとつだけ事務のTさんについて紹介します。どの病院でも見学の申し込みをすると事務の方がメール等で対応してくれると思いますが、当院ではTさんがとても丁寧に対応してくださいます。研修医になってからわかったのですが、あらゆる用事に事務の方が関係しており、間違いなく学生・研修医にとってTさんはキーパーソンであると言えます。マッチング試験当日も緊張しないようにとめちゃめちゃ話しかけてくれるような気さくな方です。最近はTさんが自宅に購入した運動器具が三日坊主になるかどうかといった話で盛り上がっております。そんな和気あいあいとした研修医生活を送っております。
③最後に
 私が当院を選んだ理由を一言で表すと「一目惚れ」です。地元から離れた場所で正直不安なところもありましたが、1回目の見学が終わったときには『ここで研修したい』と思いながら家路につきました。それくらい魅力的に感じたことを今でも覚えており、その選択は間違ってなかったと感じます。
 一度見学に来ていただけたら、ほんの少し前まで同じように病院選びで悩んでいた立場として相談相手になれるかと思います。ただ当院の魅力をゴリ押しするのではなく、本人にとって一番の選択をするための手助けになれれば幸いです。お話できるのを楽しみにお待ちしております。