平成30年度

初期研修1年目K.T(H30年金沢大学卒業)

 はじめまして。北播磨総合医療センター研修医1年目のK.Tです。
 出身地は神戸市、出身大学は金沢大学です。神戸大学付属病院のたすきがけコースに所属しています。働きはじめて約半年と大変短いですが、実際に働いてみて感じたことをふまえつつ、当院での研修について紹介させていただければと思います。

ローテート科について
 僕は今まで、救急科、消化器内科、麻酔科を回り、現在は外科をローテートしています。 外科の研修では、食道癌や膵頭部十二指腸切除などの一般の市中病院では扱っていないような症例を経験できると同時に、common diseaseである虫垂炎や胆嚢炎なども経験することができます。手術では腹腔鏡下手術のカメラや閉創など実際に手を動かす場面も多く大変勉強になります。術前・術後管理においては悩みながらも指導医の先生に相談しながら、少しずつできることが多くなっています。高度な医療とcommonな疾患の両方を経験できるというのは他の科でもいえることで、どの科を目指す研修医にとってもよい環境だと思います。
 また、救急科での研修や当直は気になる点の一つだと思いますが、当院の救急科ではある程度の初期対応を研修医が行い上級医と相談しながら各科の先生にコンサルトしていくという方式をとっています。こういった体制のなかで研修することで、自分で考える力がつくと同時に、困ったときには相談できる上の先生が必ずいてくださるという充実した環境になっています。加えて、当直は月3-4回と少なすぎず、多すぎずちょうどよい回数だと思います。

建物、職員宿舎について
 毎日働く場所が綺麗というのはとても大事なことだと思います。
 当院は開設5年しかたっておらず、とても綺麗です。宿舎も同様に築5年で、約10畳と広く、病院からも徒歩1分以内の距離にあります。

同期について
 平成30年度の初期研修医1年目は11人、たすきがけコース3人の合わせて14人と市中病院のなかでは多い方だと思います。実際に働いてみるまでは同期が多いと経験できる症例が少なくなったり、手技をするチャンスが減ってしまうのではないかと懸念していました。しかし、そのようなことはまったくなく同期がたくさんいることで、困ったことがあればいつでも誰かしらが一緒に考えてくれますし、仕事以外の時間も充実したものになります。そういった意味でも同期の人数が多いことは当院で研修することのメリットの一つだと思います。


ここまで長々と書いてしまいましたが、当院の良さを知っていただくためには是非一度見学に来て下さい。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。